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第35巻 第11号 2002年11月 [目次] [全文 ( PDF 58KB)]
臨床経験

経鼠径ヘルニア嚢による腹腔鏡下イレウス解除術の1例

青木 利明, 河野 守男, 原 知憲, 太田 喜洋, 斉藤 勝正, 一宮 博勝, 青木 達哉**, 小柳 泰久**

牧野記念病院外科, 同 内科, 東京医科大学外科第3講座**

 右鼠径ヘルニア嚢より腹腔鏡下イレウス解除術を施行した1例を報告した.症例は68歳の男性.嘔気,下痢にて受診し内服加療受けるも改善せず再受診した.腹部単純X線写真にてイレウスと診断し入院となる.同時に右鼠径ヘルニア脱出を認めたが用手整復可能であった.保存的療法にて小腸ガスは軽減したが,完全には消失しなかった.手術は右鼠径ヘルニア根治術とともに,右鼠径ヘルニア嚢から12mmと5mmのトロカーを2本挿入し,気腹法にて腹腔鏡にて観察したところ,臍下部に臍腸管索と思われる索状物を認め,同部を凝固,切断した.鼠径ヘルニアとイレウスを合併した症例に対し,鼠径ヘルニア嚢からトロカーを挿入して行う腹腔鏡下イレウス解除術は,腹壁切開や穿刺を伴うことなく手術できることから,有効なアプローチ法と考えられる.

索引用語
laparoscopic operation, via inguinal hernia sa, ileus

日消外会誌 35: 1759-1762, 2002

別刷請求先
青木 利明 〒193-0944 八王子市館町1163 東京医科大学八王子医療センター消化器外科

受理年月日
2002年7月24日

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