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第35巻 第12号 2002年12月 [目次] [全文 ( PDF 76KB)]
原著

5-Fluorouracil(5-FU)経口剤および徐放性5-FU経口剤による肝転移抑制効果に関する実験的研究

佐藤 茂, 大谷 剛正, 辻 亮作, 柿田 章

北里大学外科

 目的:現行の経口5-fluorouracil(5-FU)製剤および徐放性経口5-FU製剤を用いて大腸癌術中散布による肝転移の予防効果を検討した.方法:実験には家兎によるVX2門注肝転移モデルを用いた.現行の5-FU製剤と徐放性5-FU製剤をおのおの術前のみ10mg/kg 1回投与群,術前10mg/kg 1回および術後6mg/kg 6日間投与群,術後のみ6mg/kg 7日間投与群の3群を作製し各群の肝転移巣の体積比を比較検討した.結果:多重解析では術前投与を行うことが有意に肝転移を抑制した.術後投与の有無は肝転移抑制に影響しなかった.現行の5-FU製剤と徐放性5-FU製剤の比較では徐放製剤のほうが有効な傾向を認めた.結論:術中散布に対し5-FU製剤の術前1回投与が有効でありその際には徐放性5-FU製剤がより有用であると推察された.

索引用語
sustained release type 5-Fluorouracil, neoadjuvant chemotherapy

日消外会誌 35: 1771-1777, 2002

別刷請求先
佐藤 茂 〒228-0001 座間市相模ヶ丘6-24-28 相模台病院外科

受理年月日
2002年9月25日

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