有限責任中間法人日本消化器外科学会ホームページへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第36巻 第1号 2003年1月 [目次] [全文 ( PDF 62KB)]
症例報告

ITPを伴った横行結腸癌の1例

湯浅 康弘, 沖津 宏, 宇山 攻, 松岡 永, 沖津 奈都, 滝沢 宏光, 本田 純子, 吉田 光輝, 梅本 淳, 門田 康正

徳島大学医学部病態制御外科

 症例は73歳の男性で,主訴は下血.既往歴として2か月前より,肺線維症にてプレドニゾロン(以下,PSL)5mg/日内服中であった.下血および血液検査上著明な汎血球減少(WBC 2.5×103/mm3,Hb 5.9g/dl,血小板1.0×103/mm3)がみられ当院内科に緊急入院した.精査の結果,特発性血小板減少性紫斑病(idiopathic thrombocytopenic purpura:以下,ITP)を合併した横行結腸癌と診断した.ステロイド投与開始するもコントロール不良であり,腹鏡鏡下用手的手術(hand-assisted laparoscopic surgery:以下,HALS)にて1期的に摘脾およびD2郭清を伴う横行結腸切除を施行した.術後経過は良好で,術後第13病日に退院し,以後特に異常なく現在外来通院中である.ITP合併横行結腸癌の報告例はまれであり,1期的に摘脾および横行結腸切除術を施行しその術式にHALSを用い良好な結果が得られたので報告した.

索引用語
ITP, transverse colon cancer, HALS

日消外会誌 36: 67-70, 2003

別刷請求先
湯浅 康弘 〒780-8562 高知市新本町2-13-51 高知赤十字病院

受理年月日
2002年9月25日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会