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第36巻 第3号 2003年3月 [目次] [全文 ( PDF 94KB)]
症例報告

手術方法の異なる食道癌術後再建胃管癌の3例

濱洲 晋哉, 横尾 直樹, 北角 泰人, 足立 尊仁, 吉田 隆浩, 浦 克明, 田中 善宏, 長田 博光, 岡本 清尚

高山赤十字病院外科, 同 病理

 最近数年間に3例の胃管癌切除例を経験したので報告する.症例1は68歳の男性.平成6年に食道亜全摘,胸骨後胃管再建術を施行した.2年後,再建胃管にI型早期胃管癌を認め,内視鏡的粘膜切除術を3回施行したが,3年7か月後に肺梗塞で死亡した.症例2は55歳の男性.平成5年に食道亜全摘,胸骨後胃管再建術を施行した.7年後,再建胃管にIIc+III型早期胃管癌を認め,部分切除術を施行した.1年10か月後の現在,再発徴候はなく生存している.症例3は76歳の男性.平成元年に食道全摘,胸骨後胃管再建術を施行した.12年後に3型進行胃管癌を認めた.胃管亜全摘術を施行したが,1年2か月後に再発のため死亡した.一般に胃管癌の予後は不良とされるが,早期発見による長期生存例の報告も多くみられる.食道癌術後は胃管癌の発生を念頭におき,定期的な内視鏡検査による早期発見につとめるべきと考える.

索引用語
esophageal cancer, cancer in reconstructed gastric tube

日消外会誌 36: 186-191, 2003

別刷請求先
濱洲 晋哉 〒506-8550 高山市天満町3-11 高山赤十字病院外科

受理年月日
2002年11月27日

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