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第36巻 第4号 2003年4月 [目次] [全文 ( PDF 100KB)]
症例報告

Brunner腺由来と考えられた十二指腸原発印環細胞癌の1例

宮本 健志1), 大島 郁也2), 尾崎 正彦2), 有我 隆光2), 木下 弘寿2), 吉村 清司2), 大月 和宣3), 庄古 知久2), 河村 俊治4), 角田 幸雄4)

千葉大学大学院先端応用外科1), 横浜労災病院外科2), 日鋼記念病院3), 横浜労災病院病理部4)

 症例は57歳の男性.1994年より,多発十二指腸ポリープにて経過観察されていた.1999年4月の上部消化管内視鏡検査にてポリープに混在する2型腫瘍を認め,生検にて低分化腺癌との結果を得,6月,原発性十二指腸癌の診断のもと,膵頭十二指腸切除術を施行した.腫瘍は十二指腸第2部のファーター乳頭上部にあり,1.5×1.2cm,2型,印環細胞癌,mp,ly0,v0,INFβ,n(-)であった.併存する多発十二指腸ポリープは,異所性胃粘膜を有していた.腫瘍細胞の由来を検索すべく施行した粘液染色では,幽門腺やBrunner腺を染めるperiodic acid-schiff(PAS)陽性で,さらにconcanavalin A(conA)陰性,high iron diamine-alcian blue(HID-AB)陽性の腸型であった.腫瘍は,併存するポリープの異所性胃粘膜由来でなく,Brunner腺由来と考えられた.

日消外会誌 36: 260-265, 2003

別刷請求先
宮本 健志 〒260-8677 千葉市中央区亥鼻1-8-1 千葉大学大学院医学研究院先端応用外科学(M9)

受理年月日
2002年12月18日

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