有限責任中間法人日本消化器外科学会ホームページへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第36巻 第6号 2003年6月 [目次] [全文 ( PDF 168KB)]
症例報告

結腸内分泌細胞癌の検討

河内 康博, 神保 充孝, 重田 匡利, 井口 智浩, 藤田 雄司, 宮原 誠, 久保 秀文, 長谷川 博康, 宮下 洋

社会保険徳山中央病院外科

 過去5年間に内視鏡的切除もしくは外科的切除を施行した大腸癌症例は1021例で,病理組織学的検査で結腸内分泌細胞癌と診断した3例を検討した.男性2例,女性1例,平均年齢は65.3歳で,全大腸癌の0.29%であった.占居部位は上行結腸2例,S状結腸1例であった.3例とも深達度はss以深の進行癌で,脈管侵襲陽性,血行転移を認めた.切除標本の免疫染色でNSE,chromogranin Aおよびsynaptophysin抗体陽性所見より内分泌細胞癌と診断し,1例には腺癌の共存を認めた.
 内分泌細胞癌は,きわめて生物学的悪性度が高く,外科的治療のみでの治癒は期待できない.生検で未分化癌,低分化腺癌と診断された場合,内分泌細胞癌を念頭に置いた積極的検索を行い,手術のみならず補助化学療法が必要と考えられた.

索引用語
neuroendocrine carcinoma, colon cancer

日消外会誌 36: 503-508, 2003

別刷請求先
河内 康博 〒745-8522 徳山市孝田町1-1 社会保険徳山中央病院外科

受理年月日
2003年1月22日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会