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第36巻 第12号 2003年12月 [目次] [全文 ( PDF 122KB)]
症例報告

十二指腸乳頭部過誤腫の1切除例

山澤 邦宏, 矢野 誠司, 小池 誠, 板垣 友子, 北村 義則, 橋本 幸直, 板倉 正幸, 仁尾 義則, 樋上 哲哉, 丸山 理留敬

島根医科大学第1外科, 同 病理

 症例は69歳の男性.1年前の上部消化管内視鏡検査で,十二指腸乳頭部の腫大を指摘され経過観察されていた.今回の内視鏡検査では十二指腸乳頭部の腫大と発赤を認め,生検で高分化型腺癌の可能性ありと診断され手術となった.EUSでは病変部の筋層への浸潤はみられず,ERCPでも膵管・胆管への浸潤は認められなかった.以上より,経十二指腸的乳頭全切除術を施行し,腫瘍を完全に切除しえた.病理組織診断はmyoepithelial hamartomaであった.十二指腸乳頭部の過誤腫は,我々が検索しえた限りでは,本邦報告は1例のみであり,自験例は2例目で非常にまれな疾患であった.乳頭部腫瘍の中には,過誤腫も考慮に入れておく必要があると考えられた.

索引用語
hamartoma, duodenal papilla, papillectomy

日消外会誌 36: 1665-1670, 2003

別刷請求先
山澤 邦宏 〒693-8501 出雲市塩冶町89-1 島根医科大学第1外科

受理年月日
2003年6月25日

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