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第36巻 第12号 2003年12月 [目次] [全文 ( PDF 87KB)]
症例報告

腸閉塞にて発症した非特異性多発性小腸潰瘍症の2例

安藤 拓也, 山崎 雅彦, 深尾 俊一, 中野 浩一郎, 呉原 裕樹, 堅田 武保, 舟曳 純仁, 中野 貞生, 池上 雅博

中野胃腸病院外科, 東京慈恵会医科大学病理学

 腸閉塞にて発症した非特異性多発性小腸潰瘍症の2例を経験したので報告する.症例1:26歳の男性.繰り返す腸閉塞にて入院.小腸造影にて回腸に粘膜集中像をともなう潰瘍,多発する輪状狭窄を認めた.小腸潰瘍による狭窄にて腸閉塞を呈したと診断し,回腸切除術と狭窄形成術を施行した.症例2:31歳の男性.繰り返す腸閉塞と貧血にて入院.逆行性回腸造影にて回腸末端に不整形潰瘍と軽度の狭窄像を認めた.小腸潰瘍による狭窄にて腸閉塞を呈したと診断し回腸切除術を施行した.いずれの症例も切除標本では,亜輪状傾向の潰瘍あるいは潰瘍瘢痕を認め,それに伴い腸管の狭窄を呈していた.組織学的にはUl-IIの潰瘍が主体であり,狭窄部では線維化が著明であった.以上から非特異性多発性小腸潰瘍症による腸閉塞と診断した.

索引用語
nonspecific multiple ulcers of the small intestine, ileus

日消外会誌 36: 1698-1702, 2003

別刷請求先
安藤 拓也 〒473-0926 豊田市駒新町金山1-12 中野胃腸病院外科

受理年月日
2003年6月25日

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