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第37巻 第6号 2004年6月 [目次] [全文 ( PDF 139KB)]
症例報告

慢性B型肝炎に続発した肝lymphoplasmacytic lymphomaの1切除例

山田 豪1), 末永 裕之1), 桐山 幸三1), 和田 応樹1), 谷口 健次1), 平井 敦1), 五島 岸子2), 藤井 努3), 竹田 伸3), 中尾 昭公3)

小牧市民病院外科1), 同 病理科2), 名古屋大学大学院病態制御外科学3)

 症例は60歳の女性で,不整脈,高血圧,慢性B型肝炎にて近医に通院中,腹部超音波検査にて肝左葉に腫瘤を指摘され,当院に精査加療目的で紹介された.諸検査結果から,肝S3の40 mm×30 mm大の肝細胞癌と診断し,肝左葉外側区域切除術を施行した.病理組織学的にはlymphoplasmacytic lymphomaで,6か月後も体表リンパ節の腫脹や脾腫が証明されず,肝以外の腹部,胸部CT,骨髄,末梢血液像に異常が認められなかったため,肝原発悪性リンパ腫と診断した.肝原発悪性リンパ腫は比較的まれな疾患で,切除例としては本邦で19例目であり,肝lymphoplasmacytic lymphomaは2例目である.肝切除と化学療法の併用で長期予後が期待されると考えられた.

索引用語
primary hepatic malignant lymphoma, chronic hepatitis B, lymphoplasmacytic lymphoma

日消外会誌 37: 669-674, 2004

別刷請求先
山田  豪 〒485-8520 小牧市常普請1-20 小牧市民病院外科

受理年月日
2004年1月28日

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