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第37巻 第9号 2004年9月 [目次] [全文 ( PDF 66KB)]
症例報告

回腸憩室穿通により腸間膜膿瘍を形成した1例

柳沢 智彦, 小澤 昭人, 石橋 久夫, 荒井 健一

国保依田窪病院外科, 信州大学臨床検査医学

 症例は49歳の男性で,右下腹部痛と発熱のため来院した.右下腹部に限局した腹膜刺激症状を認め,急性虫垂炎,大腸憩室炎が疑われたが,腹部超音波,CTにおいて,虫垂の腫大や上行結腸の炎症性変化は強くなく,回腸末端に強い壁の肥厚性変化を認めた.急性虫垂炎穿孔による腹膜炎を否定できず開腹手術を施行した.虫垂炎は軽度で回盲部に炎症性腫瘤を認めた.これに対し回盲部切除術を施行した.回盲弁から3 cmの回腸に憩室があり穿通し腸間膜膿瘍を形成していた.病理組織学的所見とあわせ,回腸憩室穿通による腸間膜膿瘍と診断した.術後経過は良好で術後第37病日に軽快退院した.

索引用語
ileal diverticulum, penetration, mesenteric abscess

日消外会誌 37: 1577-1581, 2004

別刷請求先
柳沢 智彦 〒386-0602 長野県小県郡長門町古町2857 国保依田窪病院外科

受理年月日
2004年3月24日

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