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第38巻 第1号 2005年1月 [目次] [全文 ( PDF 719KB)]
症例報告

食道癌に対する根治目的放射線化学療法後のサルベージ手術後に早期再発した3例の検討

佐藤 弘, 坪佐 恭宏, 伊藤 以知郎

静岡県立静岡がんセンター食道外科, 同 病理診断科

 2002年9月から2003年12月までに,食道癌に対する根治目的放射線化学療法後のサルベージ手術を5例に施行した.104Rリンパ節転移遺残に対する右頸部郭清術施行例と,胸部中部食道の原発巣遺残と106recRリンパ節転移遺残に対する食道切除再建手術施行例の2例には再発を認めていないが,その他の3例は術後2か月以内の再発を認めた.症例1は,胸部下部の原発巣遺残と腹部リンパ節転移に対し,下部食道切除・胃全摘を施行した.術後1か月後に膵背側のリンパ節再発を認めた.症例2は,胸部中部食道癌の106recRのリンパ節転移遺残に対し,右頸部郭清術を施行.術後1か月後に原発巣の再発を認めた.症例3は,頸部食道癌遺残に対し,咽喉食摘術を施行.術後2か月で肺転移を認めた.再発した症例も術前評価では根治が望めると判断したが,結果的には早期に再発した.現段階ではサルベージ手術の適応・術式・成績などのデーターが不十分であるため,十分なinformed consentが重要である.

索引用語
esophageal carcinoma, chemoradiotherapy, salvage surgery

日消外会誌 38: 25-30, 2005

別刷請求先
佐藤  弘 〒411-8777 静岡県駿東郡長泉町下長窪1007 静岡県立静岡がんセンター食道外科

受理年月日
2004年7月28日

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