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第38巻 第5号 2005年5月 [目次] [全文 ( PDF 552KB)]
症例報告

子宮癌肉腫結腸転移の1切除例

村上 健太郎, 松井 芳文, 貝沼 修, 大平 学, 谷口 徹志, 浦野 誠, 落合 武徳**

清水厚生病院外科, 藤田保健衛生大学病理, 千葉大学先端応用外科**

 症例は67歳の女性で,下血を主訴に来院した.既往歴として,13年前に子宮癌肉腫に対し,単純子宮全摘両側付属器切除および術後補助化学療法を施行されていた.平成15年1月24日下行結腸癌の診断で下行結腸切除術(D2)を施行した.切除標本で6×6 cm,一部壊死組織を伴う,壁外性に発育する腫瘤を認め,HE染色では粘膜下に,管腔形成に乏しい結節性の低分化腺癌を認めたが,carcinoma in situの像を認めなかった.免疫染色ではcytokeratin強陽性,estrogen receptor陽性,CA125一部陽性,さらにCD34,c-kit,平滑筋actin,vimentin陰性であった.以上より,子宮癌肉腫の結腸転移と診断した.転移性大腸癌の頻度は低いが,中でも子宮癌肉腫の大腸転移の報告はなく,貴重な1例と考えられ,若干の文献的考察を加え報告した.

索引用語
carcinosarcoma of uterus, colon metastasis, immunohistochemistry

日消外会誌 38: 560-565, 2005

別刷請求先
村上健太郎 〒424-0114 静岡市清水庵原町578-1 清水厚生病院外科

受理年月日
2004年12月17日

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