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第38巻 第9号 2005年9月 [目次] [全文 ( PDF 581KB)]
症例報告

鼠径部および大動脈周囲リンパ節転移を来した肝細胞癌の1切除例

石川 健, 草野 敏臣, 平山 貴視, 内藤 雅康, 石橋 由起子, 宇治 祥隆, 高尾 貴史, 立花 一幸, 蒲池 正浩

新古賀病院, 古賀21病院

 肝細胞癌に対して2回の切除術と異時性に出現した鼠径部と傍大動脈リンパ節転移を切除しえた,まれな進展形式を呈した肝細胞癌切除例を経験したので報告する.症例は69歳の男性で,1980年胃癌手術時の輸血によりC型肝炎を発症した.1995年肝細胞癌に対して肝S6切除術を施行し,以後再発肝細胞癌に対して2度TAEを施行した.2000年1月右鼠径部腫瘤に対して摘出術を施行した.組織学的に肝細胞癌のリンパ節転移と診断された.他に肝外転移巣なく同年3月右葉切除術を施行した.腫瘍マーカーは正常化し経過観察していた.3年後の2003年6月超音波検査で傍大動脈にリンパ節腫脹を指摘され,腫瘍マーカーも上昇しており,同年8月摘出術を施行した.組織学的に肝細胞癌のリンパ節転移と診断された.術後,腫瘍マーカーは正常化し,現在,初回手術より9年,無再発生存中である.

索引用語
femoral lymph nodes metastasis, para-aortic lymph nodes metastasis, hepatocellar carcinoma

日消外会誌 38: 1434-1438, 2005

別刷請求先
石川 健 〒830-8577 久留米市天神町120 新古賀病院外科

受理年月日
2005年2月23日

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