有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第38巻 第11号 2005年11月 [目次] [全文 ( PDF 736KB)]
症例報告

イレウス症状で見つかった食道扁平上皮癌の小腸転移の1例

赤木 純児, 高井 英二, 岩永 知大, 光野 利英, 蔵野 良一

国立病院機構熊本南病院外科, 熊本市医師会検査センター病理部

 食道癌の小腸転移を経験したので報告する.症例は66歳の女性で,2003年9月に胸部食道癌にて,食道切除および胃管再建術を受けている(moderately differentiated squamous cell carcinoma,pAd n2 M0 stage III).2004年7月下旬より,嘔気・嘔吐が出現するようになり,8月の腹部単純X線写真でニボーを認めたため,イレウスの診断で入院となった.入院後の諸検査(小腸造影X線検査,腹部造影CT)にて,回腸に狭窄部が存在すると考えられたため,2004年9月イレウス解除術を施行した.回腸末端部より約70 cm口側に漿膜浸潤を示す腫瘍性病変を認め,病理検索の結果食道癌の小腸転移と診断した.なお,前胸部にも皮下に腫瘤を認め同時に切除し,これも食道癌の転移と判明した.食道癌の小腸転移は極めてまれであり,文献的考察を加えて報告する.

索引用語
intestinal metastasis, esophageal carcinoma, ileus

日消外会誌 38: 1697-1702, 2005

別刷請求先
赤木 純児 〒869-0593 宇城市松橋町豊福2338 独立行政法人国立病院機構熊本南病院

受理年月日
2005年5月25日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会