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第39巻 第2号 2006年2月 [目次] [全文 ( PDF 492KB)]
症例報告

胆道出血を伴った胆管癌の1例

坂東 正, 松岡 二郎, 橋本 伊佐也, 大西 康晴, 野澤 聡志, 山岸 文範, 塚田 一博, 高橋 博之

富山大学医学部第2外科, 同 第1病理

 今回,我々は胆道出血を伴った胆管癌のまれな症例を経験したので報告する.症例は70歳の男性で,2003年10月上腹部痛が出現し肝胆道系酵素の上昇と画像診断で胆管拡張を認めたため内科にて経過観察中であった.2004年9月にUSで中部胆管内に中心を置く腫瘤像が認められ,入院のうえERCPを施行した.血性胆汁を伴う胆管腫瘍の診断で2005年1月肝外胆管切除術を施行した.切除標本病理組織学的所見では中部胆管の低分化型腺癌と診断されstage II,fCurAであった.

索引用語
bile duct carcinoma, hemobilia, bile duct resection

日消外会誌 39: 227-231, 2006

別刷請求先
坂東 正 〒930-0194 富山市杉谷2630 富山大学医学部第2外科学教室

受理年月日
2005年7月27日

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