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第39巻 第4号 2006年4月 [目次] [全文 ( PDF 483KB)]
原著

関西地区における多施設共同手術部位感染サーベイランス

清水 潤三1)2), 宮本 敦史1)4), 梅下 浩司1)4), 小林 哲郎1)3), 門田 守人1)4)

臨床外科共同研究会リスクマネジメント分科会1), 市立豊中病院外科2), 市立池田病院外科3), 大阪大学大学院病態制御外科4)

 目的:多施設共同手術部位感染(SSI)サーベイランスを実施し,術式の細分化の正当性を検討したので報告する.方法:関西地区の20施設で実施された消化器外科手術を対象とした.サーベイランス方法はJNISに準拠した.胃手術と肝胆膵手術については術式を細分化し集計した.成績:2003年7月から2004年5月までに1,891症例を登録した.SSI率は全体で15.2%,手術手技別では食道手術21.1%,胃手術8.7%,肝胆膵手術23.4%,胆嚢手術4.3%,小腸手術28.9%,結腸手術22.7%,直腸手術28.8%であった.胃手術のうち術式で細分化すると,幽門側胃切除術4.6%(6/131),噴門側胃切除術33.3%(1/3),胃全摘術11.8%(6/51),胃局所切除術0%(0/13),その他0%(0/12)で,肝胆膵手術では肝切除術19.5%(17/87),胆管切開術・胆管切除術25.7%(9/35),膵部分切除術・膵体尾部切除術18.9%(2/11),胆道再建を伴う肝切除術60.0%(6/10),膵頭十二指腸切除術30.8%(12/39),肝切除を伴う膵頭十二指腸切除術50%(1/2)であった.結論:関西地区の結果から胃手術と肝胆膵手術の細分化の必要性が示唆された.

索引用語
surgical site infection

日消外会誌 39: 435-439, 2006

別刷請求先
清水 潤三 〒560-8565 豊中市柴原町4-14-1 市立豊中病院外科

受理年月日
2005年11月30日

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