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第39巻 第5号 2006年5月 [目次] [全文 ( PDF 1130KB)]
症例報告

胆嚢原発明細胞腺癌の1例

永生 高広, 初瀬 一夫, 緒方 衝, 相田 真介, 川原林 伸昭, 西山 潔, 深柄 和彦, 望月 英隆

防衛医科大学校第1外科, 同 病院検査部病理

 症例は78歳の女性で,右季肋部痛を主訴に近医を受診し,超音波検査で胆嚢内に5 cm大の腫瘤を認めたため,当科紹介受診となった.各種画像検査より,約5 cm,有茎性の血流豊富な胆嚢隆起病変を認め,胆嚢癌を疑い平成13年1月に肝S4a,5切除+肝外胆管切除+D2リンパ節郭清を行った.病理組織検査の結果,グリコーゲンに富み,核小体明瞭で淡好酸性の胞体を有する腫瘍細胞が,胞巣状充実性に浸潤増殖し結節性病変を形成していた.画像診断学的に他臓器に腫瘍像を認めず,免疫組織化学的にはEMA陽性,CEA一部陽性であり,胆嚢原発明細胞腺癌と診断した.深達度mp,no,stage Iであった.術後4年経過しているが,無再発生存中である.胆嚢の明細胞腺癌はまれであり,予後との関連について文献的考察を加え報告した.

索引用語
clear-cell adenocarcinoma, gallbladder

日消外会誌 39: 577-582, 2006

別刷請求先
永生 高広 〒359-8513 所沢市並木3-2 防衛医大第1外科学教室

受理年月日
2005年11月30日

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