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第39巻 第11号 2006年11月 [目次] [全文 ( PDF 1094KB)]
症例報告

術後5年以上経過後に骨・骨髄転移再発を来した胃癌3症例

三重野 浩朗, 木下 平, 小西 大, 中郡 聡夫, 高橋 進一郎, 後藤田 直人

国立がんセンター東病院上腹部外科

 我々は術後5年を経た後に骨・骨髄転移を来した胃癌の3症例を経験した.症例1は49歳の女性で,噴門直下のtype3病変に対し胃全摘+膵体尾部切除術を施行.病理組織学的にはss,n2,Stage IIIAであった.術後5年7か月後に高度の貧血を指摘され紹介.血液・画像検査より,骨髄転移と診断された.症例2は44歳の男性で,胃体中部のtype3病変に対して胃全摘+脾摘術を施行した.病理学的にはss,n2,Stage IIIAであった.術後6年10か月後に腰背部痛を主訴に精査を行い多発骨転移と診断された.症例3は58歳の男性で,胃前庭部のtype3病変に対し幽門側胃切除術を施行.病理組織学的にはmp,n1,Stage IIであった.術後7年4か月に腰背部痛出現し,精査にて多発骨転移と診断された.胃癌術後5年以降での骨,骨髄転移再発の報告は極めて少ないが,頻度は低いものの認識すべき晩期再発の1形態と考え,報告した.

索引用語
gastric cancer, bonemarrow metastasis, late recurrence

日消外会誌 39: 1672-1677, 2006

別刷請求先
三重野浩朗 〒277-8577 柏市柏の葉6-5-1 国立がんセンター東病院

受理年月日
2006年3月22日

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