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第39巻 第11号 2006年11月 [目次] [全文 ( PDF 465KB)]
症例報告

繰り返す出血性小腸憩室に対し腹腔鏡補助下憩室切除術を施行した1例

池野 龍雄, 町田 水穂, 尾崎 一典, 佐藤 敏行, 花崎 和弘, 市川 英幸

長野県厚生連篠ノ井総合病院外科

 症例は48歳の男性で,平成15年4月中旬に大量の下血で入院した.上部・下部消化管内視鏡検査を施行するも出血点が明らかでなかったが,回腸末端より新鮮血流出が見られた.腹部造影CTで,回腸末端部に動脈相で出血が見られた.腹部血管造影検査で回結腸動脈終末枝より腸管内への出血が認められ,同血管にスポンゼルで塞栓術を施行した.その後,下血はなく,貧血の進行もなかったため食事を開始し,平成15年4月下旬退院した.しかし,平成15年5月上旬に再び下血が見られ,再入院となった.再度の回腸出血と判断,手術を施行した.平成15年5月上旬腹腔鏡で観察したところ,終末回腸内に血液の貯留を認め,腸間膜側に憩室を認めた.諸検査の出血点と一致,同部よりの出血と判断し,憩室切除を行った.術後経過良好で,平成15年5月中旬退院した.現在まで再出血は認めない.出血性の小腸憩室に対し,腹腔鏡補助下憩室切除を施行した1例を経験したので報告する.

索引用語
diverticulum of the ileum, laparoscopy-assisted surgery

日消外会誌 39: 1707-1711, 2006

別刷請求先
池野 龍雄 〒388-8004 長野市篠ノ井会666-1 長野県厚生連篠ノ井総合病院外科

受理年月日
2006年4月26日

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