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第41巻 第1号 2008年1月 [目次] [全文 ( PDF 695KB)]
症例報告

早期胃癌術後の残胃に発生した小細胞癌の1例

篠田 知太朗1)3), 小村 伸朗1), 渡部 篤史1), 安江 英晴1), 道躰 隆行1), 田中 知行1), 羽田 丈紀3), 増渕 正隆3), 池上 雅博2), 矢永 勝彦1)

東京慈恵会医科大学外科1), 同 病理学講座2), 厚木市立病院外科3)

 症例は60歳代の男性で,2001年10月胃癌に対して幽門側胃切除術を施行されている.その際の病理組織学的検査所見は中分化型腺癌で深達度pSM, pN0でありstage Iaであった.その後,外来にて経過観察中であったが,2004年9月の上部消化管内視鏡検査にて,残胃後壁に2型の腫瘍を認めた.生検で低分化型腺癌の診断であったため,手術目的で入院となった.2004年9月残胃全摘術,脾臓合併切除,左副腎部分切除術を施行した.術後病理組織学的検索では免疫染色でNSEおよびsynaptophisinが弱陽性,CAM5.2, CEAが陰性であった.また,術前の精査にて他臓器に病変を認めないことから,残胃原発の小細胞癌と診断した.術後TS-1による化学療法を行っているが,現時点で再発を認めていない.残胃発生の小細胞癌の報告例は自験例を含めて6例のみとまれであるため報告した.

索引用語
small-cell carcinoma, remnant stomach, early gastric cancer operation

日消外会誌 41: 82-86, 2008

別刷請求先
篠田知太朗 〒277-8567 柏市柏下163-1 東京慈恵会医科大学柏病院外科

受理年月日
2007年6月27日

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