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第41巻 第2号 2008年2月 [目次] [全文 ( PDF 335KB)]
臨床経験

薬剤溶出性冠動脈ステント留置後に発見された胃癌症例の臨床経験

畑尾 史彦, 和田 郁雄, 山口 浩和, 野村 幸世, 山田 和彦, 吉川 朱実, 森 和彦, 藤田 英雄, 森田 敏宏, 上西 紀夫

東京大学医学部附属病院胃・食道外科, 同 循環器内科

 近年,虚血性心疾患に対して行われる冠動脈ステント治療において免疫抑制剤や抗癌剤を表面に塗布し徐放化させる薬剤溶出性ステント(drug-eluting coronary stent;以下,DES)が多用されている.DESは従来の金属露出型ステントより再狭窄率が低いという重要な長所を持つが,留置後1か月以降に遅発性血栓症が起こるリスクを有しており,使用患者はアスピリンの終生投与およびチクロピジンの最低3か月以上の投与が必須とされている.DES留置後に消化器癌が指摘されると,出血リスクを避けるために周術期に抗血小板薬の休止が必要となるが,ヘパリン点滴持続静脈投与への変更などによる抗凝固療法による代替の安全性に関するエビデンスは乏しい.我々はDES留置後に胃癌が発見された3症例を経験したため文献的考察を含めて検討し,指針を考案した.

索引用語
drug-eluting coronary stent, antiplatelet therapy, perioperative control

日消外会誌 41: 269-274, 2008

別刷請求先
畑尾 史彦 〒113-8655 文京区本郷7-3-1 東京大学医学部附属病院胃・食道外科

受理年月日
2007年7月25日

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