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第41巻 第4号 2008年4月 [目次] [全文 ( PDF 584KB)]
臨床経験

拡張腸管内の貯留液CT値からみた絞扼性イレウス診断

宮木 祐一郎, 山口 晃弘, 磯谷 正敏, 原田 徹, 金岡 祐次, 亀井 桂太郎, 鷲津 潤爾, 相川 潔, 小林 利彦

大垣市民病院外科, 浜松医科大学外科学第1講座

 小腸絞扼性イレウス診断における拡張腸管内貯留液CT値の有用性について検討した.2004年3月~12月までに当院にて小腸イレウスと診断し,拡張腸管内貯留液と腹水のCT値が測定可能であった34例を対象とした.方法は,拡張した腸管内貯留液のCT値を異なった3点で測定し,腹水のCT値は2点で測定した.経過と手術所見から絞扼群11例と非絞扼群23例とに分類し,2群間のCT値を比較した.拡張腸管内貯留液のCT値は絞扼群が28.5±8.5HU,非絞扼群が18.3±6.5HUで両群間に有意差を認めた(p<0.01).receiver operating characteristic curve曲線による検討から絞扼性イレウスのcut off値は22HUと考えられた.腹水CT値では有意差はなかった.拡張腸管内貯留液CT値測定が絞扼性イレウスの診断に有用であると考えられた.

索引用語
bowel obstruction, strangulated bowel obstruction, CT

日消外会誌 41: 464-468, 2008

別刷請求先
宮木祐一郎 〒431-3192 浜松市東区半田山1-20-1 浜松医科大学外科学第1講座

受理年月日
2007年9月26日

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