有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第41巻 第10号 2008年10月 [目次] [全文 ( PDF 699KB)]
症例報告

頸部食道嚢胞の1手術例

星野 真人, 小村 伸朗, 中田 浩二, 川崎 成郎, 小林 進, 矢永 勝彦

東京慈恵会医科大学附属柏病院外科, 東京慈恵会医科大学外科学講座消化器外科

 症例は67歳の男性で,嚥下困難を主訴に上部消化管内視鏡検査を施行したところ,切歯より18 cmの頸部食道に長径30 mm大の粘膜下腫瘍を認めた.症状が強いことから手術適応と判断した.左頸部弧状切開にて食道にアプローチし,食道前壁を切開して腫瘍を直視下に確認した.腫瘍は後壁由来であり,全層性に切除した.肉眼検査的には25×15×10 mm大の紡錘型単房性腫瘍であり,内容は淡黄色の液体成分であった.病理組織学的検査では,扁平上皮下に淡明もしくは好酸性胞体を示す細胞層からなる嚢胞形成が認められ,食道嚢胞と診断した.頸部食道嚢胞はまれな疾患であるため,文献的考察を交えて報告する.

索引用語
esophageal cyst, surgical resection, dysphasia

日消外会誌 41: 1775-1779, 2008

別刷請求先
星野 真人 〒277-8567 柏市柏下163-1 東京慈恵会医科大学附属柏病院外科

受理年月日
2008年3月26日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会