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第42巻 第1号 2009年1月 [目次] [全文 ( PDF 678KB)]
症例報告

回盲部腸重積を形成した回腸子宮内膜症の1例

愛新 啓志, 坂下 吉弘, 小倉 良夫, 近藤 成, 繁本 憲文, 上田 祐華

大田市立病院外科

 回腸子宮内膜症により回盲部腸重積を形成した1手術例を経験した.症例は40歳の女性で,心窩部痛を主訴に,2004年10月当院救急外来を受診するも,点滴治療にて症状軽快し帰宅.翌朝より嘔気,嘔吐を認め,腹痛増強し,当院救急外来を再度受診した.右下腹部に圧痛を認め,Blumberg徴候陽性.腹部エコーにて右下腹部の腸蠕動の低下および腸管の拡張,回盲部にmultiple concentric signを認めた.さらに,緊急造影CTにて腹水貯留,回腸の腫脹を認め,腸重積による絞扼性イレウスと診断し,緊急手術を施行.腹腔内には血性腹水を認めた.回腸末端に粘膜下腫瘍を認め,これがBauhin弁に重積していた.腸重積を用手的に圧出,整復後,悪性腫瘍の可能性も考慮し,回盲部切除術+D2を施行した.切除標本では3 cm大の粘膜下腫瘍で,術後病理組織学的検査にて腸管子宮内膜症と診断された.

索引用語
intussusception, endometriosis, ileum

日消外会誌 42: 78-83, 2009

別刷請求先
愛新 啓志 〒731-0293 広島市安佐北区可部南2-1-1 広島市立安佐市民病院

受理年月日
2008年7月23日

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