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第42巻 第4号 2009年4月 [目次] [全文 ( PDF 515KB)]
臨床経験

腹腔鏡補助下幽門側胃切除術におけるbody mass indexおよびCT計測による内臓脂肪量の影響

小島 泰樹, 松井 隆則, 上村 孝法, 藤光 康信, 呉 成浩, 小島 宏, 三澤 一成, 木下 敬史, 藤原 道隆

愛知県がんセンター愛知病院消化器外科, 名古屋大学画像情報外科

 腹腔鏡補助下幽門側胃切除術(laparoscopy-assisted distal gastrectomy;以下,LADG)に対してbody mass index(以下,BMI)およびCT計測による内臓脂肪量が及ぼす影響について検討した.対象は,2007年3月より2008年2月までの間に,術前診断にてT1N0でかつ内視鏡治療の適応のない胃癌に対してLADGを施行した16症例とした.手術時間・出血量およびBMIあるいは内臓脂肪量との相関関係を解析した.さらに,領域別郭清時間を対象とした解析も行った.BMIと手術時間・出血量との相関がみられた(r=0.63,0.60).内臓脂肪量値のほうが,BMIよりそれらと強い相関を示した(r=0.74,0.68).領域別郭清時間では,リンパ節No.4d,6の郭清,No.7,8a,9郭清の区間の症例間格差が大きく見られ,この所要時間は内臓脂肪量と相関した(r=0.55,0.66).LADGでは,対象症例,手技が均一化されているため,手術時間や出血量に関する肥満の影響が統計として現れやすいと思われる.

索引用語
LADG, BMI, fat volume

日消外会誌 42: 442-447, 2009

別刷請求先
小島 泰樹 〒444-0011 岡崎市欠町栗宿18 愛知県がんセンター愛知病院消化器外科

受理年月日
2008年10月22日

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