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第42巻 第5号 2009年5月 [目次] [全文 ( PDF 984KB)]
症例報告

直腸印環細胞癌術後の胃転移と考えられる1例

野崎 礼史, 神賀 正博, 岡崎 雅也, 今村 史人, 間瀬 憲多朗, 丸森 健司, 山本 雅由, 大河内 信弘

(株)日立製作所水戸総合病院外科, 筑波大学消化器外科

 症例は75歳の男性で,2005年7月に直腸癌に対し腹会陰式直腸切断術を施行され,術後補助化学療法を施行されている.全周性の2型病変で,病理組織学的診断はA,ly3,v3,sig,N2,Stage IIIbであった.2006年2月,大動脈周囲リンパ節転移が出現し,5月,黒色便が出現した.上部消化管内視鏡検査を行ったところ,胃体下部大彎側前壁に中央に潰瘍を伴う多発の粘膜下腫瘍様病変を認めた.組織学的には印環細胞癌で,直腸癌の胃転移と診断した.全身化学療法を施行したが,胃転移の診断から4か月で癌死した.直腸癌の胃転移はまれであり,検索しえたのは8例の報告のみであったので,文献的考察を加えて報告する.

索引用語
gastric metastasis, colorectal cancer, signet-ring cell carcinoma

日消外会誌 42: 594-599, 2009

別刷請求先
野崎 礼史 〒305-8575 つくば市天王台1-1-1 筑波大学消化器外科

受理年月日
2008年12月17日

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