日本消化器外科学会

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ホーム  >  学会誌  >  日本消化器外科学会 会誌編集委員会「平成24(2012)年,年頭にあたって」

学会誌

日本消化器外科学会 会誌編集委員会
「平成24(2012)年,年頭にあたって」

 日本消化器外科学会,会誌編集委員会の姿勢もしくは方針,さらには,さまざまの変更点に関しては,本学会ホームページの「学会誌」>「会誌編集委員会からのお知らせ」>「会誌編集委員会より」の項目にあるように,最初の第29巻第11号の「会誌編集委員会より」(大原毅元委員長)からのメッセージがあり,その後の佐治重豊元委員長,上西紀夫前委員長へと,その基本方針は適切かつ的確に堅持継承されて来た.その後,桑野博行が委員長を拝命し,その基本的方針は踏襲しつつも,「オンライン(online)査読方式」や会誌の「ペーパーレス(paperless)化」に代表される多くの状況の変化およびそれに伴う改変が導入された.そのことを正確に会員,読者そして投稿者に伝える責務と重要性に鑑み,さらには,そのような変化の中にあっても,「和文誌の最高峰を目指す」「若手の消化器外科医の登竜門」としての本学会誌の基本理念を確認,周知することの必要性も考えた.そのため当委員会からのメッセージを安藤暢敏担当理事および編集委員の先生方のご理解とご賛同のもと,毎年発信することとなった.

 

1.編集委員会の組織について

 任期が終了された編集委員の交替による新任の先生方と同時に新たに2 名の増員をはかり,増加する投稿論文に適切に対応すべく,病理学,統計学,English language editor の先生方も含め,充実した体制へと強化をはかった(表1).

表1 会誌編集委員会

担当理事 安藤 暢敏
委員長 桑野 博行
委 員 石田 秀行 宇山 一朗 遠藤  格 太田 哲生
大辻 英吾 大坪 毅人 加藤 広行 今野 弘之
杉山 保幸 瀬戸 泰之 竹之下誠一 竹山 廣光
田中 淳一 寺島 雅典 冨田 尚裕 長尾 二郎
橋本 雅司 正木 忠彦 松原 久裕 山本 雅一
吉田 和弘 渡邉 聡明    
八尾 隆史(病理学) 赤澤 宏平(統計学)
English language editor J. Patrick Barron 小島多香子
編集幹事 浅尾 高行 持木 彫人

 

2.オンライン(online)発行について

 平成23(2011)年1月から本学会誌の発行を電子版(J-STAGE 外部サイトへリンク)の電子ジャーナルサービスを用いたオンライン発行とし,過去の論文をJournal@rchiveへ収載し管理することとした.また,4月からは,会員への「メールマガジン」により,最新号の目次の配信を開始した.

 

3.「不採用」と判定された論文における査読意見の添付返却について

 平成23(2011)年1月から教育的視点に基づいて判定理由に加え詳細な査読意見の添付を開始しているが,この件に関する委員会の考え方と姿勢は43巻12号の「新たな年,そして新たな転機に向かって」の中で詳述しているので参照されたい.

 

4.英文抄録について

 英文抄録ならびにFigure Legend の質が問題となる論文が,しばしば散見される.English language editorのBarron先生,小島多香子先生には多大なるご尽力をいただいているが,英文部分も論文評価の重要な点の一つであることを考え,native speaker によるcheckなどきめ細かい論文作成をお願いしたい.「和文誌の最高峰を目指す」本学会誌が,英文抄録の質が伴わなければ,その意義は半減し,多くの方々の努力が水泡に帰すことになってしまう.指導医の先生方も含めこの点を十分にご勘案いただきたい.

 

5.投稿規程について

 さまざまな変更点については最新の「日本消化器外科学会投稿規程」を参照していただきたいが,「利益相反状況の開示」については,ぜひご留意いただきたい.また電子ジャーナル化に伴い図表は,追加費用が発生することはないので可能なものはぜひカラーで提示していただき,読者により鮮明な図を示す努力を傾注していただくことを切望する.

 

6.「Editorial」に関して

 投稿論文の中には,きわめて稀少性の高い症例報告などの論文もあり,場合によってはある論文が査読中もしくは,採用後でいまだ発刊されていない報告と同様の内容の論文が投稿される事態にも遭遇する.このように稀少性があり,かつ掲載の意義の高い論文が続く場合などでは,その分野の指導的立場にあられる先生に「Editorial」をご執筆いただいたうえで同時に連続して掲載することも読者により有益であろうと考え試みている.ただし,その際に先行して投稿いただいた論文の掲載が結果的に遅くなることが余儀なくされるため,著者の了解のもとに行うことは当然のことであるが,このことは双方の論文にとってもよりその価値を高めるものであり,より意義深い編集としたい意図をぜひご理解いただきたい.

 

 以上,今般の編集委員会の基本姿勢とそれに基づいた運用および変更点について述べた.今後も当委員会の責務を果たすべく,編集委員一同努力を傾注し,本学会誌の更なる向上をはかる所存である.多くの方々からの忌憚のないご意見を賜われば幸いである.

(文責:日本消化器外科学会会誌編集委員会委員長桑野博行)
(2012年1月)