ご案内
JDDW参加に関する意見伺い
日本消化器外科学会
会員の皆様
近年の医学・医療の進歩,専門性の高度化などにより,その知識や技術の習得に多大なる努力が必要となってきています.また,国民の医療を見る目が厳しくなっている昨今,本学会会員は消化器外科医として消化器疾患の診断・治療に関し,外科的知識や技術の習得だけではなく,患者やその家族への説明責任として内科系領域を含めた幅広い知識を要求されてきています.
本学会は,2003年に中間法人となり,昨年度からは理事長制度を導入し,日本社会や本学会を取り巻く環境の変化に対応してきています.また,他の学会に先駆けて優れた専門医制度を構築し,専門医集団として世界に誇れるものが多数あります.しかしながら,消化器領域の専門学会として他学会との連携を深めてゆくことも大切です.このことから,以前から本会へ参加の呼びかけを頂いている日本消化器関連学会機構(JDDW)への参加を,将来構想委員会ならびに理事会で討議しJDDW側と交渉を重ねてまいりました.尚,JDDWへの参加に関しては1995年から1999年まで部分参加という形式で参加した経緯があります.一方,それまでは年に2回開催であった本会総会は,多くの協議を重ね,2000年から年1回の総会と1回の教育集会とした経緯もあります.
本学会がJDDWへ参加する場合の条件は以下のとおりです.
- 日本消化器外科学会としての会長をおく
- 一般演題を募集する
- JDDWにおける本学会の学術集会の規模は問わない
- 学術集会に関する費用負担はない
- JDDWの構成学会(現在,消化器病学会・消化器内視鏡学会・肝臓学会の3学会)となる
そして,JDDWへ参加することの会員の利益は,
- 他学会の学術集会に参加でき,消化器疾患に関する広い内科的知識を深めることができます.
- 従来,JDDWに参加し学術集会に演題を出していた本学会会員は,本学会の学術集会に演題を提出すれば,本学会の業績として扱えます(JDDWでの発表の約20%は消化器外科医です.評議員に申請する際の発表業績評価点になります).
不利益はあまり考えられません.
- 参加する義務や責任はありません.JDDWでは本学会の社員総会(評議員会)を開催しないので,評議員として参加を強制されることはありません.
- もともとJDDWに参加していない,あるいは将来にわたっても参加しないであろう会員は,参加しなくとも不利益は殆どありません(JDDWで発表していた会員が増加する発表業績評価点は4点/年で,5年間演者として毎回発表したとしても,20点増加するだけです).
昨年末に行ったJDDWの参加に関する評議員へのアンケートでは,回答をいただいた評議員(回答率66%)の8割ほどが賛成であったことから,理事会としてJDDWへの参加を進めてゆく考えです.最終決定は社員総会(評議員会)で決まります.参加形式や教育集会との関係など,参加に際し解決すべき問題はワーキンググループで検討いたします.
会員の皆様に,JDDWへの参加に関し,ご意見をいただきたいと思います.
ご意見に関しては以下の方法でお寄せください.
- メッセージBOXを利用(推奨)
- ファクシミリにて
- 郵便にて
送付先 |
日本消化器外科学会事務局 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2-9-8 友泉茅場町ビル7階 TEL:03-5641-3500 FAX:03-5641-3588 |