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第40巻 第8号 2007年8月 [目次] [全文 ( PDF 480KB)]
総説

外科侵襲後の免疫抑制状態―apoptosisに着目して―

辻本 広紀, 小野 聡, 望月 英隆

防衛医科大学校外科学講座

 外科侵襲に続発する免疫抑制状態は,時に重篤な感染症を併発するため,それらの病態形成メカニズムの解明やそれに基づいた対策が重要である.そこで,我々は外科侵襲後の免疫抑制状態と免疫担当細胞の機能・細胞数の変化,およびapoptosisに関する最近の文献,および著者らの検討結果を概説したい.外科侵襲後の免疫抑制状態では,免疫担当細胞の機能的低下や数的減少がみられ,これには外科侵襲時に産生されたapoptosis誘導因子により,免疫担当細胞のapoptosisが亢進していることが関与しているものと考えられた.また,sepsisモデルにおいては,抗apoptosis療法や,減少した免疫担当細胞の移入が予後を改善することが示されている.したがって,外科侵襲後の免疫抑制対策として,免疫担当細胞のapoptosisの制御や,減少した免疫担当細胞の移入などのimmunomodulationが有効であると考えられた.

索引用語
surgical stress, immunosuppression, apoptosis

日消外会誌 40: 1456-1465, 2007

別刷請求先
辻本 広紀 〒359-8513 所沢市並木3-2 防衛医科大学校外科学講座

受理年月日
2007年2月28日

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