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第24巻 第10号 1991年10月 [目次] [全文 ( PDF 674KB)]
原著

肝転移予防を目的とした門脈内抗癌剤反復投与の至適投与量,投与回数に関する実験的検討

中込 博

山梨医科大学第2外科

 家兎およびVX2腫瘍を用いた経門脈性肝転移モデルを作成し,Adriamicin(ADR)を投与薬剤として門脈内投与における至適投与量を決定し,その投与量における転移抑制効果を検討した.
 至適投与量の決定のため,培養VX2細胞のADR感受性試験より最小有効濃度を求めた(実験1).0.2 mg/kg,0.4 mg/kg,および0.8 mg/kgの投与量で門脈内投与と静脈内投与の薬物動態を比較した.少量投与がより肝に取り込まれるADRの比率が大きく,全身への影響が軽減できるものの,肝組織内濃度を最少有効濃度以上にあげるためには,0.4 mg/kgの投与量が必要であった(実験2).0.4 mg/kgの至適投与量において,散布VX2細胞の多寡に関わらず完全な転移抑制効果を得るための投与回数を検討したが,7日間の門脈内反復投与が必要であった(実験3).

索引用語
repetitive portal administration adriamycin, VX2 tumor, liver metastasis, optimal dose of adriamicin

日消外会誌 24: 2502-2508, 1991

別刷請求先
中込 博 〒409-38 山梨県中巨摩郡玉穂町下河東1110 山梨医科大学第2外科

受理年月日
1991年6月5日

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