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第25巻 第10号 1992年10月 [目次] [全文 ( PDF 401KB)]
特集

胆嚢,肝門部胆管癌に対する手術術式の評価と今後の課題

田中 純次, 有井 滋樹, 藤田 研一, 真辺 忠夫, 戸部 隆吉

京都大学医学部第1外科(現 国立京都病院)

 教室の過去10年間の手術施行上部胆道癌133例を対象として,在宅生存率を,stage,治癒度,術式別に検討した.在宅生存率は,stageの進行と一致して低下し,stage IVの1年在宅生存率は,胆嚢癌7%,胆管癌4%と低かった.治癒度からは,絶対非治癒群では,胆管癌0%,胆嚢癌4%と低いが,切除により,前者で30%前後と上昇,後者では相対非治癒8%,治癒切除群で65%前後に上昇した.Stage III,IVの進行胆道癌に対する術式別では,胆管癌,胆嚢癌の姑息,縮小,拡大手術群の1年在宅生存率は,それぞれ,0%,25%,22%;4%,42%,22%であった.以上,切除により,quality of life(QOL)の改善は認められるものの,拡大手術は必ずしも,現段階では,QOLの改善には結びつかず,今後,拡大手術の適応について検討すべきであると考えられた.

索引用語
bile duct carcinoma, operation, home-life survival

日消外会誌 25: 2651-2654, 1992

別刷請求先
田中 純次 〒606 京都市左京区聖護院川原町54 京都大学医学部第1外科

受理年月日
1992年7月6日

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