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第28巻 第5号 1995年5月 [目次] [全文 ( PDF 765KB)]
原著

経皮経肝門脈右枝塞栓術のヒト肝細胞増殖因子発現効果と肝機能への影響に関する検討

岡田 節雄, 前場 隆志, 前田 肇, 田中 聰

香川医科大学第1外科

 門脈右枝の経皮経肝門脈枝塞栓術(percutaneous transhepatic right branch of portal vein embolization:以下,PTRPE)による,ヒト肝細胞増殖因子の発現は,肝硬変の有無にかかわらず24時間以内に2度のピークを有する二相性に誘導された.さらにその後の拡大肝右葉切除術(extended rightlobectomy of the liver:以下,ERL)後にも同様に二相性に誘導された.PTRPE後14日目での非塞栓側肝左葉の代償性肥大は,硬変肝で前値の1.21倍,非硬変肝で1.24倍となった.ICGR15は両群とも5日目に比べ14日目には改善傾向を示し,レチノール結合蛋白も21日目には前値の90%にまで改善した.さらにPTRPEにより門脈血流量は肝硬変の有無にかかわらず増加し,ERL後と同様の門脈循環動態の変化を示した.以上よりERL前のPTRPEの有用性が示唆されるとともに,PTRPE後のERLの至適手術時期は,PTRPE後2~3週間目頃が最適と思われた.

索引用語
percutaneous transhepatic portal vein embolization, human hepatocyte growth factor, liver regeneration, hepatectomy

日消外会誌 28: 1005-1012, 1995

別刷請求先
岡田 節雄 〒761-07 香川県本田郡三木町大字池戸1750-1 香川医科大学第1外科

受理年月日
1995年2月8日

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