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第28巻 第8号 1995年8月 [目次] [全文 ( PDF 518KB)]
症例報告

食道類基底細胞癌の1例

西田 豊, 櫛淵 統一, 西村 彰一, 柴田 純祐, 川口 晃, 小玉 正智

小松病院外科, 滋賀医科大学第1外科

 症例は53歳の男性.嚥下困難を主訴に食道造影検査をしたところImからEaに8 cmの陰影欠損を認めた.食道内視鏡検査では上切歯列より37 cm,右側壁を中心に潰瘍限局型腫瘤を認め,生検により中分化型扁平上皮癌の結果を得たため手術を行った.切除標本では7×5.5 cmの潰瘍限局型腫瘍で外膜に達していた.病理組織所見では基底細胞に類似した小細胞が充実性,索状に配列する所見が大部分を占め,一部に角化をともなう扁平上皮癌の所見と両者の移行像が認められたため類基底細胞―(扁平上皮)癌と診断した.組織学的進行度はa2n2M0Pl0,stage III,ly2vlであった.CDDP,5 Fuの併用療法を術後3週間目より繰り返したが6か月目に肺転移が,さらに肝,腹腔内リンパ節転移もみられ術後8か月で死亡した.

索引用語
esophageal carcinoma, basaloid-(squamous) carcinoma

日消外会誌 28: 1829-1833, 1995

別刷請求先
西田 豊 〒572 寝屋川市川勝町11-6 小松病院

受理年月日
1995年4月5日

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