有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第30巻 第11号 1997年11月 [目次] [全文 ( PDF 827KB)]
原著

大腸sm癌の間質内粘液成分(MUC)の予後因子としての意義

岡部 聡, 新井 健広, 丸山 祥司, 李 宗成, 村瀬 尚哉, 椿 昌裕, 遠藤 光夫

東京医科歯科大学第1外科

 大腸sm癌の粘膜下層での浸潤部における粘液成分(MUC)の形成の意義について検討を行った.MUCと病理学的諸因子の相関性,AB-PASやHID-ABなどの粘液染色性,CEA・CA19-9・UEA-1染色性の変化についても検討した.その結果,MUCはリンパ管侵襲や間質内浸潤度などの病理学的予後規定因子と有意な関連性を示した.また,MUC内の粘液は,大部分がシアロムチン優位であり,最浸潤部の癌細胞とともに粘液成分内においてもCEAおよびUEA-1が高度に染色される病変が多かった.MUC陽性大腸sm癌は局所浸潤性が高く,転移・再発率も高率であり,大腸sm癌における粘液成分の形成は重要な予後規定因子の1つと考えられた.

索引用語
early invasive colorectal cancer, the extent of invasion, mucinous carcinoma, mucinous component

日消外会誌 30: 2178-2185, 1997

別刷請求先
岡部 聡 〒113 東京都文京区湯島1-5-45 東京医科歯科大学第1外科

受理年月日
1997年6月11日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会