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第31巻 第1号 1998年1月 [目次] [全文 ( PDF 471KB)]
原著

イヌ急性膵炎におけるThromboxan A2合成酵素阻害剤持続動注療法の効果

長谷川 晃一郎

聖マリアンナ医科大学第1外科学教室(主任教授:山口 晋)

 イヌを用いた自家胆汁急性膵炎モデルにおいて選択的thromboxan A2合成酵素阻害剤CV-4151を投与し,その投与方法と効果を比較検討する目的で雑種成犬を次の4群に分け,(1群:無処置対照群,2群:one shot静注群,3群:持続静注群,4群:持続動注群)膵炎作製前,作製後1時間,および3時間後に膵組織を採取,組織中のphospholipase A2,thromboxan B2,6-keto-PGF1αをそれぞれ測定した.また各群における生存率を検討した.phospholipase A2とthromboxan B2は,4群において1時間後,3時間後に有意に抑制された.6-keto-PGF1αにおいて4群は3時間後に有意に抑制された.生存率は,4群間において4群が最も高かった.CV-4151持続動注法は2群,3群と同様の治療効果を期待できる一方,生存率に関しては,最も高成績を得ることができた.

索引用語
acute pancreatitis, thromboxane B2, prostaglandin I2, arachidonic acid cascade

日消外会誌 31: 46-50, 1998

別刷請求先
長谷川晃一郎 〒216 川崎市宮前区菅生2-16-1 聖マリアンナ医科大学第1外科

受理年月日
1997年10月1日

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