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第31巻 第8号 1998年8月 [目次] [全文 ( PDF 539KB)]
卒後教育セミナー

大腸癌の術後補助化学療法

畠山 勝義

新潟大学第1外科

 大腸癌の術後補助化学療法の効果を統計学的に判定するためには,手術単独群と比較するrandomized controlled study(以下,RCS)が必要であるが,症例数の関係より1施設だけでRCSを行うことには大きな限界がある.したがって,本稿では教室の成績は簡単に紹介するだけにとどめ,本邦でこれまでに行われ結果が報告されている,多施設規模(主に全国的規模)の手術単独群との比較によるRCSの成績を中心に検討した.結腸癌においては,6研究グループいずれも生存率に有意差を認めなかった.一方,直腸癌においては6研究グループのなかで2研究グループだけが有意に良好な生存率を認めたにすぎず,さらに新しいプロトコール(抗癌剤の投与量,投与期間やその組み合わせ,biochemical modulationの併用など)による臨床研究が望まれる.

索引用語
adjuvant chemotherapy for colorectal carcinoma, randomized controlled study, biochemical modulation

日消外会誌 31: 1941-1946, 1998

別刷請求先
畠山 勝義 〒951-8510 新潟市旭町通1-757 新潟大学医学部第1外科

受理年月日
1998年5月19日

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