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第33巻 第5号 2000年5月 [目次] [全文 ( PDF 53KB)]
原著

アシアロ糖蛋白処理能のパラメータを用いた肝切除術式の選択

富安真二朗1), 広田 昌彦1), 大嶋 寿海2), 坂本 祐二3), 山崎 勝美2), 小川 道雄1)

熊本大学第2外科1), 荒尾市民病院外科2), 同 放射線科3)

 慢性肝炎,肝硬変を合併した外科疾患患者,特に肝切除対象例の手術適応や術式の決定に,ICG-R15値が広く用いられている.しかし,ICG-R15は門脈―大循環シャントの存在によりその値が影響を受ける.門脈―大循環シャントの存在時にも肝機能評価が可能なように,門脈―大循環シャントの影響をあまり受けないアシアロ糖蛋白肝シンチグラフィーのパラメータ(LHL15,HH15)からICG-R15の変換式を作成した.得られた変換式は以下のとおりである.
ICG-R15=105-LHL15×101
ICG-R15=HH15×87-31
 決定係数が大きくばらつきの少ないLHL15からの変換式の方が,より正確にICG-R15値を推定できる.この式を用いてシャント存在例においても,シャントの影響を除外した本来のICG-R15値を推定することができ,肝切除術式の選択に応用可能である.

索引用語
asialoglycoprotein,99mTc-galactosyl human serum albumin, indocyanine green, portocaval shunt, hepatectomy

日消外会誌 33: 579-583, 2000

別刷請求先
小川 道雄 〒860-8556 熊本市本荘1-1-1 熊本大学第2外科

受理年月日
2000年1月26日

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