有限責任中間法人日本消化器外科学会公式サイトへリンク 日本消化器外科学会雑誌 Online Journal
メインナビゲーションを飛ばす
ホームへリンク
最新号へリンク
既刊号へリンク
論文検索へリンク
投稿規定へリンク
編集委員会からへリンク
公式英文誌へリンク
購読のご案内へリンク
閲覧上のご注意へリンク
書誌情報 Japanese Englishページへリンク
第38巻 第5号 2005年5月 [目次] [全文 ( PDF 937KB)]
症例報告

肉腫様変化を伴った胆管細胞癌の1例

徳丸 勝悟, 長谷川 洋, 坂本 英至, 小松 俊一郎, 河合 清貴, 田畑 智丈, 深見 保之, 秋田 昌利, 都築 豊徳

名古屋第二赤十字病院外科, 同 病理

 症例は61歳の男性で,上腹部痛,発熱を主訴に近医を受診し,肝左葉に腫瘤を指摘され紹介となった.当院のダイナミックCTで肝外側区と一部内側区におよぶlow density tumorを認め,その辺縁部は徐々に不均一に造影された.腫瘍マーカーは正常範囲であった.胆管細胞癌を第1に疑い,平成15年4月7日にリンパ節郭清を伴う肝左葉切除術を行った.病理組織像では腫瘍のほとんどが肉腫様構造を呈し,ごく一部に腺管様構造を認めた.また,その境界には移行部を認めた.肉腫様変化を伴う胆管細胞癌と診断した.術後経過は良好であったが,外来通院中に残存肝へ転移が出現した.化学療法,放射線療法にて一定の効果を得たが徐々に状態が悪化,平成16年1月15日に永眠された.肉腫様変化を伴う胆管細胞癌の報告は極めて少なく,本邦では我々が検索しえたかぎり13例を認めるのみであった.その臨床的特徴をまとめたので報告する.

索引用語
cholangiocarcinoma, sarcomatous change, sarcomatoid cholangiocarcinoma

日消外会誌 38: 521-526, 2005

別刷請求先
徳丸 勝悟 〒466-8650 名古屋市妙見町2-9 名古屋第二赤十字病院外科

受理年月日
2004年11月30日

ダウンロードサイトへリンク PDFを閲覧するためにはAdobe Readerが必要です
このページのトップへ戻る
メインナビゲーションへ戻る
Copyright © 日本消化器外科学会