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第40巻 第3号 2007年3月 [目次] [全文 ( PDF 387KB)]
症例報告

胃原発鼻型NK/T細胞性リンパ腫の1例

山崎 章生, 江藤 忠明, 前原 直樹, 日高 秀樹, 内山 周一郎, 丸塚 浩助, 千々岩 一男

宮崎大学医学部第1外科, 同 附属病院病理部

 今回,我々は胃の陥凹性病変として見つかったNatural Killer T-cell lymphoma(以下,NK/T-cell lymphoma),nasal typeのまれな1切除例を経験したので報告する.症例は46歳の男性で,検診の胃透視で異常を指摘され,上部消化管内視鏡検査で2か所に浅い陥凹性病変を指摘された.生検ではhematoxylin-eosin染色で異型リンパ球のびまん性の増殖を認めた.免疫染色でCD56とTIA-1が陽性でCD3も弱陽性,CD79α,CD8は陰性で,EBER-1も陰性でExtranodal NK/T-cell lymphoma(nasal type)と診断した.全身検索で鼻その他の臓器の病変を認めず,胃に原発した悪性リンパ腫と診断し,胃癌取扱い規約に基づいたD2リンパ節郭清術を伴う胃全摘術を施行した.深達度はmで,リンパ節転移は認めず,Ann Arbor分類でStage I,胃癌取扱い規約に基づいた分類ではStage IAであった.術後6か月で,再発の兆候は認めていない.

索引用語
malignant lymphoma, NK/T-cell, primary gastric

日消外会誌 40: 259-264, 2007

別刷請求先
千々岩一男 〒889-1692 宮崎郡清武町大字木原5200 宮崎大学医学部第1外科

受理年月日
2006年6月28日

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