
消化器外科医を選んだ理由は?
私は学生のころから消化器外科を志望していました.先生方が1つのチームになって手術をし,患者さんの治療を行っている姿がとても格好良かったからです.特に初期研修中にお世話になった先生方は手術がとても上手で,何でも出来て,患者さん想いで,私もこんなスーパーマンになりたいと強く思いました.しかし,同期であった夫も同じように消化器外科を志望していて,多忙な中家族としてやっていけるのかとても心配でした.一時期は家族のバランスをとるために他の科へ進んだほうが良いのではないかと考える時期もありました.しかし,上司の,“やる前から諦めたら後悔するよ”という言葉で消化器外科へ進むことを決意しました.
今,熱中しているもの
今は勉強・修練の毎日です.まだまだ手術の手技も知識も未熟で,沢山修練が必要です.同じ手術でも様々な工夫の仕方があり,勉強していてとても楽しいです.上手くいかないことばかりで焦る日もありますが,前よりも綺麗に手術が出来たと感じた時はとても嬉しいです.上司の先生方は時には厳しく,時には優しく,沢山指導をしていただいています.

消化器外科医の日々・プライベートについて
私事ですが,昨年第1子を出産しました.まだ修練の身でありながら妊娠が発覚し,大変申し訳ない気持ちで上司へ報告しましたが,最初におめでとう,謝ることじゃないよ,産婦人科にはやく行ってきて!と言って下さったことが本当に嬉しくほっとしたことを覚えています.妊娠の影響で執刀中に具合が悪くなり失神することもしばしばありましたが,それでも無理のない範囲で可能な限り症例を当ててくださったり,体調を気にしてくださったり,椅子に座りながら執刀をさせていただいたり,と上司の先生方に本当に沢山のご配慮をしていただきました.感謝の気持ちでいっぱいです.
復帰後,子供は保育園に預けて,夫と私と交代で送迎をしています.私が勤務している病院では完全待機制をとっており,保育園の行事や早めのお迎えなどに柔軟に対応いただいています.毎日子育てと仕事にまだまだ慣れず忙しい日々ですが,上司の先生方に支えていただきながら,家庭も仕事も楽しく両立することができています.

学生・研修医の皆さんへメッセージ!!
特に女性の学生さんや研修医の皆さんは,家庭のことを考えてハードな消化器外科はやめようと思っている人もいるかもしれません.実際消化器外科医はハードかもしれませんが,私たち消化器外科夫婦も,医局の皆さんの支えのおかげで家族の時間も仕事の時間もしっかりとることができ,オンオフのはっきりした充実した毎日を送らせていただいています.そして何よりも自分の好きなことが出来て,やりがいを感じています.皆さんも一番やりたいことのある科に進んでください!消化器外科でお待ちしております.


