開催報告
Surgical seminar 2026

会期1日目と2日目に開催いたしました.U-40により立案・企画・実行し,U-40会員が今知りたい内容を扱い,下記内容となりました.U-40会員のみならず多くの方にご参加いただき,大変充実したセミナーとなりました.



上部消化管ビデオクリニック
食道テーマ:106recL,胃テーマ:ロボット支援胃切除術

【上部消化管】
司会(Expert):
押切 太郎 先生(愛媛大学)
幕内 梨恵 先生(順天堂大学)
司会(U-40):
早川 俊輔(名古屋市立大学)
林 沙貴(金沢大学)
演者:
蟹江 恭和 先生(日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院)
森 拓哉 先生(和泉市立総合医療センター)

胸腔鏡下食道亜全摘術における106recL郭清とロボット支援幽門側胃切除術におけるNo.6郭清をテーマにビデオクリニックを行いました.術野展開や解剖,デバイスの使い方など,要点や注意点をたくさん教えていただき,学びが深まった有意義なビデオクリニックとなりました.
下部消化管ビデオクリニック
直腸低位前方切除の直腸授動,直腸切離

【下部消化管】
司会(Expert):
塚本 俊輔 先生(国立がん研究センター中央病院)
司会(U-40):
岡田 拓久(群馬大学)
小佐々貴博(山口大学)
演者:
馮 東萍 先生(香川大学)
田中 康 先生(飯塚病院)

直腸低位前方切除術における直腸授動・直腸切離を腹腔鏡手術とロボット支援手術の2つのアプローチに分けて,エキスパートの塚本先生から,アドバイスやコツを教えていただきました.ビデオ演者,U-40司会からの質問にも一つひとつ的確かつ丁寧にご対応いただき,活発な意見交換を行うことができました.セッションの最後には,塚本先生からU-40へ温かいメッセージもいただきました!
肝胆膵ビデオクリニック
腹腔鏡下肝切除術

【肝胆膵】
司会(Expert):
林 洋光 先生(熊本大学)
司会(U-40):
寺井 太一(奈良県立医科大学)
小泉 亘(国際親善総合病院)
演者:
村主 遼 先生(群馬大学)
石原 伸朗 先生(聖隷三方原病院)

サージカルセミナーでは,腹腔鏡下肝切除術をテーマに開催しました.U-40術者2名の手術ビデオを題材に,手術手技に限らず,手術に入るまでの準備の重要性など活発な議論を行いました.若手外科医にとって実践的かつ有意義な学びの場となりました.
U30向けビデオクリニック
胆嚢炎重症例に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術

【U30向け】
司会(Expert):
浅井 浩司 先生(東邦大学医療センター大橋病院)
司会(U-40):
高橋 敦(順天堂大学)
野口 大介(三重大学)
演者:
髙木 慎也 先生(公立置賜総合病院)
池田 貴裕 先生(佐世保市総合医療センター)

熟練者であっても対応に困るような重症例を供覧しながら,手術戦略や対策など実践的な議論を行いました.Tokyo Guidelines作成委員の浅井先生を招聘し,特にBailout Surgeryについて具体的なご指導をいただきました.今回,初の試みとして演者を40歳以下の学会員より公募で選出しました.演者の門戸が広がったことで,より多くの若手外科医が主体的に学び,成長できる場となることが期待できるセッションとなりました.
研究系スキルアップセミナー
臨床研究に取り組む若手外科医に向けて研究立案のイロハからマッチングの向こう側まで

講師:
高山 厚 先生(京都大学大学院社会健康医学系専攻 薬剤疫学分野)
司会(U-40):
上里 安範(大浜第一病院)
水野 良祐(京都大学)

「臨床研究に取り組む際のイロハ」をテーマに,若手外科医が症例報告の次の臨床研究に取り組む際の,動機付け・意義・そして代表的なpitfallについて,具体的な研究案を実例として挙げながらご講演いただきました.実際に臨床研究を行う若手外科医はもちろん,指導者の立場からも,研究を進めるモチベーション作り,失敗しない研究設計について理解が深まりました.質疑応答も多く,会場からの興味の高さが伺えました.U-40会員が明日の臨床研究をブラッシュアップする貴重なきっかけとなりました!
働き方スキルアップセミナー
日本の医療提供体制について―消化器外科医減少時代に若手外科医が学ぶべきこと

講師:
九十九悠太 先生(厚生労働省 医政局 総務課)
司会(U-40):
岡本 麻美(東京大学)
北國 大樹(大阪大学)

本セッションでは,厚生労働省における医系技官の役割やキャリアについて,九十九先生にご講演いただきました.医療政策の立案・実行に携わる実際の業務に加え,2040年を見据えた地域医療構想や医療提供体制の再編,がん医療提供体制の均てん化・集約化など,我が国の医療政策の最前線について具体例を交えながら分かりやすくご紹介いただきました.また,外科医としての臨床経験を行政でどのように生かせるのか,若手外科医にとっての新たなキャリアの選択肢についても率直にお話しいただきました.医療を一施設・一診療科の視点ではなく,日本全体の視点から支える仕事の魅力が伝わる内容となり,参加者にとって将来のキャリアや医療政策を考える貴重な機会となりました.
開催履歴
Surgical seminar 2025(第80回日本消化器外科学会総会)
Surgical seminar 2024(第79回日本消化器外科学会総会)


