開催概要About JSGS 2021

会長挨拶

第76回日本消化器外科学会総会
会長 大辻 英吾
京都府立医科大学大学院医学研究科 消化器外科学 教授

 この度,第76回日本消化器外科学会総会会長を拝命し,2021年7月7日(水曜日),8日(木曜日),9日(金曜日)に国立京都国際会館で学術集会を開催させていただくことになりました.私どもの教室では,故 間島進先生が第16回総会を1980年7月に開催されて以来,実に41年ぶりの開催となります.歴史と伝統のある本学会総会を開催させていただくことを大変光栄に存じますとともに,改めて責任の重さに身の引き締まる思いをいたしております.先ずは,このような貴重な機会を与えて下さいました会員の皆様方に心より感謝申し上げます.

 さて,今回の学術集会のテーマは「雲外蒼天」とさせていただきました.「厚い雲の向こうには必ず青空が広がっている」即ち,「努力して苦難を乗り越えれば,必ず素晴らしい世界が待っている」という意味です.世界中に蔓延した新型コロナウイルス感染症のために,多くの人々が犠牲になり,我々の生活も制限されることになりました.しかしながら,解決に向けた努力によって,以前のような明るい日常生活を取り戻すことができるに違いありません.また,消化器外科学の分野でも,癌などの疾病のために,今なお苦しんでおられる方が沢山おられますが,我々消化器外科医が努力することによって,必ず解決に結びつくものと考えます.今回の学術集会が消化器外科学の発展に大いに役立つことを期待しております.

 7月上旬の京都は梅雨明け前で蒸し暑い日々が続くと思われますが,街中は日本三大祭りの一つで,疫病退散の祭りとして知られる八坂神社の「祇園祭」で盛り上がっています.また,この時期の京都では鱧など旬の食材を使った京料理や美味しい伏見の銘酒もお楽しみいただけます.夜には京都の文化である「祇園街」も,新しい生活様式を保ちつつお楽しみいただければ幸いです.

 会員の皆様が一人でも多くご参加くださることを,教室員ならびに同門会員一同,心よりお待ちしております.
 何卒,よろしくお願い申し上げます.

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